※　注意　※
私のただのピアス体験談であり、医学的根拠にはまったく基づいておりません。

昨年の10月に両耳にピアスを開けて、かれこれ4ヶ月が経った。開
けたのは、渋谷にあるピアス専門の医院で、若い人が次から次に
やって来て、一日に何百人も来るようなトコだった。

開ける時は、1分もかからず簡単に開いたが、開けた後、自分に合う
ピアスを探すことがこんなに大変なこととは、全然思ってなかった。

問題点は３つあった。
１，コバルトアレルギーだった。
２，わしは福耳なのだ。
３，大きな穴の状態のまま、穴を完成させたいのだ。

まず１。
金属アレルギーテストをやったら、コバルトアレルギーだった。18金、
ステンレス、メッキなんぞはすべて×。簡単に手に入る店にあるピア
スは、素材が何だかわからないやつが多いのだ。

プラチナ、24金、シルバーはOKなのだが、プラチナ、24金なんて値
段が高いし。つまり、自分に合う素材のピアスを見つけるのは難しい
のだ。

次に２。
わしの耳は福耳なんです。耳たぶが厚いってことは、ピアスの軸が
短いやつは、ハマらんのです。軸が長いピアスは、なかなか売って
ないんです。ピアスを開けたことを聞いた会社の先輩が、ピアスを
くれたんだけど、とてもわしの耳たぶにはハマリそうにない…。うぅ。

最後に３。
ファーストピアスは、軸の太さが１６ゲージ（１，２ミリ）で、これは、巷
で売っているピアスの倍の太さ。通常、1ヶ月程度で穴に薄い皮膚が
できるが、そうしたらこのファーストピアスを外し、やや細めのセカンド
ピアスに移行し、通常の細いピアスをしていいという。

でも、会社でピアスが開いている人にいろいろ聞いたら、膿んだり穴
が埋まったり、結構みなさん、トラブっていたりする。

本来ピアスホールというのは、開けた穴の皮膚が丈夫になるまで１
年くらいはかかるわけで、一生モノの穴は、太いまま完成させるのが、
トラブルが少なくていいらしいのだ。穴が小さければ、それだけゴミが
詰まってトラブルが起きる確率が高い。

んなわけで、わしとしては、１年くらいは太いピアスをして、穴の皮膚
が頑丈になるまで待ちたいわけなんです。

しかし巷で売っているピアスは、本当に軸が細いものばかり。んな太
いピアス、なかなか売ってない。

う〜む、まいった。

そんなわけで、次に付けるピアスを見つけるのに時間がかかり、ファ
ーストピアス（チタンで軸が太いやつ）を４ヶ月付けていたわけですが、
やっとこ究極のピアスに辿りついた。

軸が１６ゲージ（１，２ミリ）の樹脂製ボディピアス。

（←いい年して、プラスチックをしてるのも 何なんですけど、ね。）

これはええかも。金属アレルギーの心配いらないし、穴も小さくなら
ないし。でもでも、こんな牛みたいなピアスは変かも？　それに、ホ
ントにこれでいいのだろうか？？

実は正直言って、開けたことを６割くらい後悔している。でも今更、元
の耳たぶには戻れない。表面の穴は消えても、内部の貫通した穴は
芯になって残ってしまうんだって（泣）。とりあえず、開けてしまった以
上、これからも自分に合うピアスを探していこうと思ってマス。

でも開けてから気づいたけど、ピアスをしている人が多いにもかかわ
らず、ピアスに関する情報って少ないかもしれない。本を探したけど
見つからないし、ネットでもわずかに載っているくらい。耳たぶが厚く
て、金属アレルギーの人は、みんなどーしているんでしょうか？　オ
ススメのピアスがあったら、教えてほしいです。


●蛇足●なんでピアスを開けたのか？

そもそも、なんでこんな年になってピアスを開けたのかってぇと、と
てもアホみたいな理由なんです。昨年夏頃だったろうか、電車を降
りてエスカレータに乗っていたら、なんか後ろに奇妙な感覚を察知
したんだね。振り返ってみたら、若い男が、わしの肩のすぐ5cmって
トコに顔を寄せていてさ。ちょうど乗り換え駅だったので、後を付け
られたら困るので、改札を出てしばらく止まっていたら、その男は、
しばらくニヤニヤしながらウロウロしていたな。

…もうヤだぁぁ。

その日は、ソフマップでＴＡを買って、デッカイ紙袋を持っていた。もし
この紙袋が、三越とかヴィトンの紙袋だったら、そうならなかったかも
しれない。

「そうじゃない？」

と、わし彼に聞いたら、

「そうかもね。確かに自分が想像できる範囲にいるように見える人
は、被害に遭うのかもね」

「そーだ！　わし、絶対ピアスを開けるもん！」

ほら、ピアスをいっぱい開けてる人って、近寄りがたそうじゃないで
すか？　とにかくわしは、そんなことを突然思い立った。ちょうどその
頃、会社でも思いもよらない人から告白されて、なんでこーなわけ？
と真剣に思い悩んでいたので、こりゃピアスでも開けて、わしに近寄
るなオーラを出そうじゃないの、と思ったのだ。

すみません、ものすごい偏見の塊みたいな話で。とにかくこれが、ピ
アスを開けることになった理由なのデス。

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