今日の午後、突然だったけど、以前会社の同じ部署で働いていて、
現在は退職して専業主婦をしている女性から会社に電話があり、
夕方お食事どうですか〜？とお誘いがあった。

もう4年前に退職された方で、同じ部署でも彼女を知る人は、わしの
他に2人だけなのだけど、その2人は予定が入っていて無理そうだっ
たので、わしだけがご一緒することになった。何と会うのは4年ぶり。

わしより7歳年上の女性なので、ご一緒させていただくなんて、緊張
しちゃうのだ。彼女には三歳の娘がいて、外での食事は無理なので、
お家に来て下さいな、とおっしゃる。彼女の家は、会社のすぐ近くに
あるのだ。

彼女の家は広尾の一戸建てで、そんな優雅な場所でどんな生活を
送っていらっしゃるのか、わしはかなり興味があったりした。高級住
宅街の一戸建てで、専業主婦で子育てする、という人生は、たぶん
わしには、この先どんなことをしても巡ってこないであろうと思われる。

彼女はすばらしいことに、車で会社まで迎えに来てくれた。しかも外
車である。で、わし、はじめて三歳のお嬢さんとご対面。…実はです
ね、実はわしは、子供苦手なんですよ〜!!

小さい子相手に、ちゃんと自分が大人として、何か話し掛けてあげ
なきゃいけないのに、子供相手に何を話していいのか戸惑ってどう
する？だいたいわしは、この年になって、トイザラズに行って子供以
上にはしゃいだりしているわけで、そうなのよぉぉ、わしは、精神年齢
がかなり低いのだと思われる。

そんなわけで、最初の30分はひじょーにあたふた、というか、お嬢さ
んの雰囲気にのまれてしまったワシじゃったのだが、3時間一緒にい
たら、なんとか、よろしいコミュニケーションが。やっと会話が〜。ほっ。
「ご飯を残す子は、コメ星人にコメ粒投げられちゃうんだぞぉぉ」

…う〜む、自分でこんなコト言っているのが意外に思えた。というか、
実は子供ってかわいいのね、と思った自分にびっくりした。え？今ま
でカワイイとも何とも思わなかったって？　実は、あまり好きではない、
ってのが正直なところだったのです。それを思うと、今日は彼女のご
自宅に呼んでもらって、お嬢さんと遊んだ、というか、わしのほうが遊
ばれたのは、ホントによかったと思いました。

わしはこんな性格なので、現在は子供をほしいとは思っていないの
だけど、それに、育てる自信が自分にはないし、十分に教育してあ
げられるだけのお金のことを考えると、さらにほしい気持ちは遠ざか
っていくのだけど、彼女の母親ぶりを見ると、子育てには忍耐力と
精神力と覚悟を感じるし、そして、お嬢さんの可愛らしさを思うと、子
供を持たない人は知ることができない幸せが、ビシビシと伝わって
くる。子育てはすごいと思う。

ちなみに、来春は幼稚園のお受験なんですって。近所の子は、みん
ないいトコに行ってるのよ、って。…もしわしが宝くじでも当たって、
こういう住宅街に住んで、今は思ってないけど子供がほしくなったり
したら、やっぱりいい学校に入れたいとか、そういう風に思うようにな
るのだろうか。

今日は、自分と全く違う生き方をしている方とお話しして、三歳のお子
さんと遊んで、とても興味深いものがありました。

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