わしは、自分に自信を持ってる人って大好きです。
そういう女の人は素敵に見えるし、どういう男の人が
タイプ？と聞かれたら、とーぜん第一条件です。

でも実際、自分がよほど美人だったり、才能に恵まれて
いたりしないと、なかなかこうは思えないもんなんだよね。

今思えば懐かしいけど、自分の事がキライでキライで、
どうしようもなく寂しい頃がありました（ホント…）。

しかし悩んでた頃があるから、一応前向きに考えるように
なった今の自分がいるように思います。

わしは、短大１年の頃まで、自分が大嫌いでした。
上京してきたら、都会には美人がいっぱいいるし、
服のセンスはいいし、マリクレのバックに、ローファーに
紺ブレ…、みんな楽しそ〜に街を闊歩していました。
話題はとーぜん、合コンや彼のこと。

・なんでこんなに似合う服がないんだー
・なんでこんなにかわいくなんじゃ〜！！

…と、列挙しはじめたら、キリがない。
わしはボロイ下宿に閉じこもって、ぶちぶち考えて、
ドツボにはまっていました。

だからこの頃、恋愛だの彼についてだの、そんなことは
自分には遠いお話。
自分に自信が持てないんだから、誰かと付き合おう、なんて
思えるわけがないんだよね。

ある時、街を歩いていて、ショーウィンドウに映った自分を見ました。

−−暗〜い表情でトボトボ歩いている、わし…。

これはいか〜ん！！
よっぽど自分にショックだったのか、その時わしは一大決心をしました。

・自分をかわいいと思わずして、他の誰がかわいいと言ってくれるんじゃ？
・とにかく、自分を自分でかわいいと思えるようなるんじゃ！！

その後何をしたかというと、鏡を見るたび、
ひたすら「笑顔」を作る練習をしてました（今もやってたりして…）。

笑顔ってのも難しいもので、誰もいない所だと
なかなかよく出来るものなんだけど、いざ人の前に出ると
ひきつり笑いになってしまうのがカナシイ…。

まあ、自分の顔を変えたいのはヤマヤマだけど、そんなことは
出来ないし、せめて、自分で自分を醜くく演出（？）すること
だけは避けよう、と思いました。

んで、鏡を見つつ「わしはかわいいぞ」を頭に叩き入れて
いました（なんかホントに情けない作戦〜。でもやるの！）。

そうすると不思議なことに、いろいろ見方が変わってくるから
スゴいもんです。ちゃーんと女の子しようと、地道な努力を
したりするようになる。
そうするととりあえずは、自分のこと好きかも…、とちょっとは思えてくる。

最近、年齢が重なるにつれて、表情に自分の中身が浮き出てくる
ような気がしてきました（コワイことだ…）。
たしかに、１０代の頃は、顔の作り云々がモノをいいましたが、
「自分の顔は自分が作る」と言われるように、気持ちが肝心、と切に
思います。

自分が好きであること…。
わしには、やっぱりこれが、魅力ある人をめざす第一歩だと思います。

以上えんえん語って、自分を好きになるべく、日々精進するわし
なのでした。
…と、今日も会社のトイレで鏡に向かってニコニコ笑っていたら、
いきなり人が入ってきて怪しまれた（泣）。

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