去る１１月６日（金）、東京国際ファンタスティック映画祭’９８の
「武侠皇帝★ジェット・リー」を、渋谷パンテオンに見に行きました。

金曜ったら、平日じゃないか？会社はどうしたんだ？

この日のために、会社は有給休暇！
リンチェイの映画をやっている日に、会社になんて行ってられません！

朝１１：００開場のため１時間前には待ち行列に参加。
毎年、パンテオンでの行列は、７階まで続く階段に並ぶわけですが、
今回も、すでに１階から４階まで埋め尽くされていました…。

客層は、男：女が、１：３くらい。
圧倒的に女性が多いです。
しかも年齢層が、２０代〜５０代くらいと幅広い…。
男性も、２０代後半から３０代くらいが多いみたいです。
とにかく、すべての人が学生や主婦の方ばかりではないわけで、
み〜んな、会社を休んだりしているんでしょうね〜。

今回は、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ＆アメリカ」と
「黒侠〜ブラックマスク」の２本立て。
なんと！立ち見の人まで出ていました〜。

昨年は、香港特集オールナイト４本立てで、途中ホントに眠くて
ツラかったので、今回は昼間の２本立てで、嬉しかったです〜。
（映画館のオールナイトは、眠るに眠れず、かといって、起きている
のもツラく、もう二度と行くまい…と思いましたがな。）


■「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ＆アメリカ」

「シリーズ１：白蓮教徒の話」「２：獅子舞の話」
「３：ユンピョウが出てくる話」に続く第４弾。
（文卓の「ワンチャイ」は、ひとまず置いときます…）

シリーズ３で、弟子のソーがアメリカに旅立ちましたが、今回は
その彼がアメリカで「寶芝林」を開業し、そこへ黄飛鴻とイーさんと
鬼脚の３人が訪ねていく話。

そこでトラブルに巻き込まれ、黄飛鴻は記憶喪失になってインディアン
になっちゃったり、アメリカ人と中国人との間で揉め事が発生して、
黄飛鴻も死刑になりそうになったり、とにかく多方面に展開が！

今回、リンチェイがやっている黄飛鴻の中では、一番ハラハラさせられ
ます。黄飛鴻といえば無敵の人なので、安心して見ていられる！などと
思ったら大変。結構苦戦しております。でも！やっぱり面白いです。

さて気になったのは、ロザムンド・クワンが、ちょっと老けた？？
いえいえ、十分キレイな人なんですけど、なんとなく…。
でもリンチェイも老けた？？いやいや、そんなことは、でもなんとなく…。

鬼脚こと熊欣欣さんは、今回、パワー全開です。
客席の中に、この人の熱烈なファンがいるらしく、活躍シーンでは、
拍手が上がってました。


■「黒侠〜ブラックマスク」

ストーリーは…。
ある特殊部隊の生き残りだけど、今は図書館でひっそり身を隠すように
働くリンチェイ。
その特殊部隊は、政府の方針で作られたけど、必要がなくなってしまい
抹殺されたはずの部隊であった。
ある日、大事件が発生するが、その事件を起こしているのが、
かつての生き残った仲間たちだと気づいたリンチェイは、
それを阻止すべく、暗躍する…という話。

なるほど・ザ・ワールドのトランプマンもびっくり！の、リンチェイの
マスク姿は、はっきり言ってダサイ〜！（ごめんなさい、なのじゃ〜）
でもリンチェイだからいいの！！
影のある男、って設定も、キライではありません。

この映画で、一番かっこいいのは、ラウ・チンワンです。
「つきせぬ想い」でも、静か〜な中に魅力が光ってましたが、今回も、
アクションあり、シリアスあり、大絶賛です。
あぁ、愛しのラウ・チンワンです。

ところで、この映画は、スプラッタがダメな人は、見ない方がいいです。
ちょっとヤバイです。
ついでに、アンソニー・ウォンも出ていて、その怪優ぶり大爆発〜
なんだけど、出てきたと思ったら、あっさりご臨終で、一体何だったの
でしょう…。
何だったのか？といえば、ユーランという女は、もっとわけわからん…。
カレン・モクは、相変わらず独自の世界を突っ走る…。

とにかく、よくわからん設定と、リンチェイとはあまりに雰囲気の違う
共演陣で、リンチェイ浮いてない？？という気もしましたが、
全体的には、よくわからんところもまた面白し…、というやつでしょうか。

−−−−−

以上、２本を鑑賞して、一緒に見に行った友人２人は、
２人とも「ワンチャイ」が面白いと言っていました。
…が、わしは「ブラックマスク」の方が、なにげに面白かったりして…。

９９年新春に、大森の映画館でやるそうなので、
見に行ってみてください〜。

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