去る2月10日（土）、SHIBUYA-AX（渋谷区）で鄭伊健（イーキン・チェン）
の日本初ライブ「EKIN　CHENG　JAPAN　TOUR　01」があったので
行ってきた。

鄭伊健は、1967年香港生まれのアイドルスター。歌手であり俳優で
もある。ちなみに香港のスターは、何歳になっても“アイドル”なのだ。

映画で有名なのは「欲望の街〜古惑仔（コワクチャイ）」シリーズ。チ
ンピラのボス役をやっている。かと思いきや「人魚伝説」というラブス
トーリーなどもあったりする。日本でも、焼酎「トライアングル」のCMに
出ていたけど、わしは1回しか見たことがない。最近は、主演映画が
続々日本で公開され、人気爆発なのだ。

さて肝心のライブは、ライブハウスだから勿論立見で、整理番号が
100番ぐらいでの入場だったので、すごくいい場所をゲット。ステージ
まで3M！

そして、革パンのイーキン登場！
イーキンの踊りを見て、わしは倒れそうになった。わし、呼吸不能…。
後日「女性自身」の記事に、「セクシー腰振りダンスに、もうメロメロ！」
って書いてあった。

とにかく、ほんとに「メロメロ」になった。
イーキンは、客席の、ある一点をじ〜っと見ながら歌うのよ。真面目
な顔で、表情一つ変えずに歌うのだ。この視線がア・ツ・イ！　おそ
らく、視線は客の頭あたりにあるんだろうけど、「あッ、目が合っちゃう
かも！」って感じがドキドキですな。

そして踊りは、カッコイイというよりは、一度見たら忘れられないよう
な踊りでして…。そうそうTMNの宇都ってば、イマイチ踊りが決まら
なかったりするじゃん（すまん！）。なんとなく、それに近いものがあ
ったりして。いやその、別にカッコ悪いとは言ってないけど、ライブが
終わってから1週間くらい、会社でイーキンの踊りを思い出しては、ひ
そかにフフフフフ…と思ったりしてた。

あんまり足元は見えなかったけど、上半身がスルスル…と動いた時、
無理やり足元を見たら、こんな感じで動いていた。
／／　〜　＼＼　〜　／／　〜　＼＼　〜　／／　（カク、カク、カク…）

上のやつ↑は、足跡の流れを書いたものだと思ってほしい。
今どき、こんな動きをするとは、ムーンウォーク以上の衝撃である。
でも顔がカッコイイから、何を踊っても許しちゃう。

踊りのことばかりで、歌のことを書いてなかったのぅ。
実はわしは、ビデオを1本見て、曲は2曲しか事前に聞いていない
不真面目なファンだったけど、生で聞く歌は上手いし、ノリのいい曲
とバラードを混ぜてあって、初めて聞く曲ばかりだったけど十分楽し
めた。

日本語の曲も披露してくれて、「桜坂」と「恋の予感」をしっとり聞か
せてくれた。最近香港の歌手が日本語の歌をCDに収録したりする
けど、イーキンなら、日本語CDを出しても、かなりいい感じだと思う。
日本語の発音のセンスがあると思った。

それから、この日のゲストは、古惑仔で共演している林暁峰（ジェリ
ー・ラム）。わしは、キャイーンの天野に似ている、なんて思ってたけ
ど、直接見たら、テレビの画面で見るより、全然カッコイイ人だった。
ノリもよくて、日本語のトークも面白く話していたし、「慎吾ママのお
はロック」を熱唱。しかも上手い！香港の俳優は多芸だなぁ。

というわけで、支離滅裂書いてきたけど、今回はとにかくすごく楽し
かった。やっぱり、ライブハウスでこんなに間近で見ることが出来た
のが大きかった。今まで香港スターのコンサートを、東京国際フォ
ーラムとか、NHKホールで見たけど、そんなのとは比べようもないく
らいの満足度。

近くで見て思ったけど、イーキンは、性格はすごくいい人なんだろう
ね。ファンに対して、あったかい感じがしましたもん。わしはレオン・ラ
イも好きだけど、レオンはその辺りは冷たそうだもんね（…おいおい）。

そうそう今回の客層は、ほぼ9割が女性でした。その半分くらいは、
わしより年上の女性かな、って感じでした。ライブの雰囲気は、ライ
ブハウスにあまり来た事がないっぽい人が多そうなせいか、頭振っ
てノリノリ、というわけではなかったけど、その熱気は十分すぎるほ
ど溢れていた。とにかく、またライブハウスでやってほしい！

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